-最終的な夢なんかない!叶えればそこにまた夢ができるから

 最終的な目標とか夢なんてないですね。というのは、僕が子供の頃に生まれて初めて持った夢が「生クリームをお腹いっぱい食べること」だったんですよ。僕の家は裕福じゃなかったから生クリームって年一回クリスマスの時に親戚か、親が買ってくれる時のケーキでしか食べられなかったんです。だから、生クリームのあの甘さと口どけの美味さってもう神に近いモノだったんですよ。

 しかも、ケーキの周りのセロハンをはいで、それについている生クリームを兄貴とジャンケンして勝った方が舐めることができて、その後、下の銀紙、切った包丁についた生クリームって感じで全部ジャンケンして、やっとケーキにありつけるという状況だったんです。笑

 だから、生クリームを自分が稼いだお金で買いたいって思ってたんで、おじきの車を洗ってお金をもらったり、新聞配達をして中学生の時から自分で稼いで、最初に入ったお金で生クリームを買ってきて、泡立てて食ったんです。まぁ~泡立たずにそれをボールのまま飲むっていう結果になりましたけどね。笑

 でも、それで初めて自分の夢を叶えたんですが、結局また次の夢、そしてまた次の夢っていう感じで小さい山がどんどん出てきて、それを登っていくから夢って終わりがなくて「やりきった!」って言う瞬間は一生来ないんだと思いますよ。これまでも小さな夢をコツコツ叶えて300回くらい山に登ってきたけど、それもまだ自分の夢の1割もいってないし、急にヒマラヤみたいな山に登れる日が来るかもしれないし。

でも、それは日々努力と精進と人間磨きだと思っているので、まだまだこれからですよ!