-店を閉めてから、自分の使命に気づいた
その後利益の出ていた1店舗だけ残して、4店を閉じました。そして、その1店を軌道に乗せてから、本格的に食べ歩きの行脚を再開しました。
だんだんと上り調子になってきました。
その頃から僕の仕事は「スタッフに夢を与えること、心のケア、給料を払うことの3つ」だと気づきました。
-努力した方が生き残る
1つ目のスタッフに夢を与えるために「自分もやればできるっていう背中を見せ続けたい」って思っています。
ラーメンを作り始めた当初も自分はセンスはないので、影で努力をしました。家でタオルを使って、チャーシューの巻き方を考えて、練習しました。包丁も練習しました。
他には「目の前のごみを拾う」ということも自分中の決め事にしました。
センスがある人は簡単にはできると思いますが、そういう人はコツを忘れると思うんですね。今経営者になっても、現場に入った時はその時のことが身についているので、できるんです。努力を繰り返してやっている人間は忘れないんですよ。
僕は自分ができなかったので、できない人の気持ちがよく分かります。質問された時は自分が経験したから、教えることができます。
人に納得してもらうためには、やってもない人に言われても無理ですよ。自分がやってみて初めて下の人間はついてきます。