-修業経験ゼロ。味も全て独学
だから、20歳くらいで実際にラーメン屋を開業するために動き始めたという感じです。店舗をオープンする時に自分で内装ができれば、コストがかなり落とせるんで、それも考えて24歳くらいまで内装業をやっていたというのもありますね。
安い金額でどうにか早く店をオープンしてやりたいというのがあったので、3ヶ月分のランニングコストを考えてトータル500万円くらいの資金を貯めて、2005年に市ヶ谷で10坪くらいの小さなラーメン屋をオープンしました。
無借金で始めて「最初の3ヶ月間で店が経営できなかったらラーメン屋さんを辞めよう」って、背水の陣で挑みました。もう必死でしたよ。最初は自分の自信だけでやっていたし、どこかのラーメン屋さんで修業した経験もなかったので、今思えば全然美味しくないラーメンで、味を安定させるための知識や技術もわからなかったですからね。だから、例えば今だとスープを作ったらすぐに冷やして味を保存するとかいろいろあるんですけど、それも知らないからスープを作ったら温かいスープをそのまま冷蔵庫に入れて次の日食べたら「酸っぱいじゃないか・・・。」みたいな感じでしたよ。
-昔はラーメン業界に“これ”というものがなかった
当時は“これがラーメンのやり方だ“とか”ラーメンの技術とは”みたいなモノが確立されてなかったんです。最近でこそ、ラーメン学校もあるし、僕も講師をしたりしているので、今みたいな環境だったら修業というか勉強に行ったかもしれませんが、当時はもうゼロからの状態だったから食べ歩いて真似して作るという繰り返しでした。
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