－ドミナント戦略で見出した小さなディズニーランド作り
でも、国分寺に集中して出店し続けてきた理由っていうのはちゃんとあるんです。外食する方って１週間あったら１週間外食されるわけで、その１週間の内に１回「ムタヒロ」に来てくれてるんだったら、「２回、３回と来てもらえるようにしたいな～」と思って、エリアを広げずに各店舗をそれぞれ近い場所に出店しているんです。でも、各店舗によってそれぞれ味が違うから、確率論的にお客さんが来てくれる回数が増えると思うんです。ドミナント戦略ってやつですね。
例えば、「松屋」に行く人もいれば、他のお店に行く人もいるし、店舗が近隣にあれば選択肢として、同じ「ムタヒロ」でも味が違えば、「今日はあっさりした方に行こう」とか「今日はこってりした方に行こう」って感じで「１週間をムタヒロで埋めたろ～」と思ってるんです。だから味もコンセプトも違うし、全店共通のポイントカード作ったりして、お客さんに楽しんでもらえるようにしてるんです。「ムタヒロ」のどんぶりは当たり付きだったり、ＶＩＰステッカーをプレゼントして、このステッカーを見せたら特典が受けられるとかいろんなサービスがあるんですが、それは各店舗がそれぞれ近いからできるサービスなんです。ポイントカードとかも全店が近いのですぐに埋まりますしね。
「ムタヒロ」のシステムは、１０杯食べたら１杯無料で好きなもの食べれられるんですが、５０ポイントとかだと先が長いじゃないですか？味玉もらうために「あと何回行かなきゃいけないんだ！？」みたいな。笑
やっぱり僕らも飲食店に行ってご飯を食べて、「ありがとうございます！」って言われてなんかスペシャル感があったら嬉しいと思いますしね。まぁ～小ちゃいディズニーランドじゃないですけど、いろんな店舗回って楽しさを味わってもらえたらっていいなって感じでやってます。
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