最初はラーメンなんて興味なかった

－超負けず嫌いな精神できつい状況も乗り越えた

　自分で商売始めたのが２２歳の頃からやから、今でもう商いは２３年目入ったところやね。まぁ２３年ようやっとると思うわ。だから、ようやっとるみたいなところが今もあるんやろね。「人よりも早くっ」ていうところと、「人が驚くようなこと」と、「ひっくり返るような腰抜かすようなこと」とか。おもろい仕掛けを考えるのは好きやね。

　だって、小学校の頃から誰も思ってへんようなデッカイ落とし穴掘って野球の監督放り込んだり。しかも、思いっきり深いやつとかね。それぐらいのことを考えるタイプやったんでね。今ここに自分が来てるのはやっぱ性格でしょ。超負けず嫌いで、降参せえへんタイプ。

　だから、その２回目のラーメンやったとき、地元とかでもう１回うち不味いラーメンが噂になって、もうマジでちょっとこれきついなと思ってね。精神的にちょっときついなって。商いそのものも、その最後のラーメン屋の時点で３,０００万ぐらい借金あったから。職ない！利益ない！で３,０００万の借金！ってすっごいきついんよ。それも全部高利貸しとか危ないところから借りてくから。でも、その借りてる前になんとか人のツテで銀行からお金借りることができて。まぁ信金やけど。それ借りれて、それを返すために高利、街金とかあんなところから借りて、その銀行だけは埋めたんよ。

　そこは、１つ理由があって、身内もいないから周りに母親１人やったから、保証人もうちはいないわけよ。身内もおれへんし従兄弟も疎遠やから。銀行に信用付けないと商売はお金信用ついてくれるところが誰もないだろうって、そこだけは極端な話、人に金借りてでも返したと。おかしいでしょ。だからその返せたのがあるから今あるのかもしれんね。そこだけは傷つけんと。

　自分がやっと、人から信用得て借りれたっていうとこやし、やっぱり事業を将来しようと思ったらお金がいるやろ？会社の実績もないし。決算書もないけどそういうときは借りれた時代があって。その１,０００万だけをなんとかしようって思ってね。だから、３,０００万～４,０００万円くらい返したんちゃうかな。だって、そん時は借金しのぐために、隠れたもんよく店でね。でも、隠れたけど、隠れながらイヒヒと笑ったけどね。いつか返すからっ！」て思ってたね。

　でも、それだけの時代に借金を返せるってことは、身一つやったとしても返せるんやなって２０代でわかったからね。でも、「借金するのは甲斐性」っていう言葉あるやんか。でも、おれは全く思へんし。それは借金したことがない人がよく言う、もう造語やね。ほんと、よくできた世間の言葉やね。だから世間の逆の考えがいっぱいあるわ。おれは体験せんと絶対言うこときかんタイプやから。小っちゃなことでも体験してることを熱く語ると、聞いてる人もそれを素直に聞けるけどね。

　本も一冊読みきったことないし。そうそう。でも本はよくいろんな人から頂くよ。教科書やったら小学校５年以来開かんとずっと、先生、前おちょくったりしてたタイプやから、本開いたことないし、１８の頃からすごい苦労したよ。すっごい怒られたこともあったしね。だから、今もそこの部分だけは勉強中。まぁフェイスブックだったり人のブログ見て、ああこの言葉ええなとか、横文字でもああこれええな、使わせてもらうとか、そういうところは日々勉強してるよね。リアルに勉強できるよね。わざわざ本開いて、本開いたら眠たなるんで、なんやろね？これ。活字アレルギーかな？だから損をするところいっぱいあるよ。例えば、海外行っても、それがもう露呈されるから、今本当にまだちょっとずつやけど、気分のええ時には勉強したりとかしてるけどね。

龍旗信RIZE 大阪なんば店

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