大学2年生の時に自分の納得するラーメンを開発し、将来はラーメン屋を開業すると決める。
 たまたま入ったラーメン屋の店主から店の立て直しを頼まれ、本当に繁盛店へと変えてしまう。その内容がテレビ取材に取り上げられそこからラーメンコンサルタントとしての人生が始まる。
 さらに、自分のラーメン屋も開業し繁盛店にさせ現在では3店舗を経営しながらコンサルタントとして全国のラーメン屋のプロデュースを手掛けている。

有限会社 渡なべスタイル
代表取締役 渡辺 樹庵 氏
経営店舗:渡なべ、神保町 可以、 基 motoi 町田店

-大学2年生の時にラーメン屋になろうと決めた

 高校生の頃から食べ歩きをし始めて、さらにその時から寸胴を買って家でラーメンを作り始めたんです。そうこうしていると大学2年生の時に自分が納得するラーメンが完成し、ラーメン屋さんにも負けない味を作れたと思ったので、「将来的にはラーメン屋さんになろう!」ってその時に思ったんです。

 でも、当時は大学生だったのですぐにラーメン屋を開業しようという発想もなく、卒業したら会社に勤めて資金を貯めて30歳くらいでラーメン屋をやろうかなっていう程度しか考えていませんでした。

-人生を変えたラーメン屋の親父さんとの出会い

 でも、自分が納得する味が完成した後くらいに、とあるラーメン屋さんに入ったら味はイマイチでお客さんも全然入っていなかったんです。でも、入ったから普通にラーメンを食べているとそこの親父さんから「お兄ちゃんどこから来たの?うちお客さん来ないんだよねぇ~」って言う感じで話かけられたんです。

 その時、僕も粋がっていたので「そりゃこの味だとお客さん来ないのもしょうがないですよね~」って言ったら、よほど困っていたのかそこの親父さんから相談にのって欲しいという話になったんです。