今関西で最も勢いを持ったラーメン店「塩元帥」創業者であり、大阪での超有名繁盛店「総大醤」、の生みの親。独立店長には、店をそのまま渡す方式での独立支援を取っており、今や店舗数は18店舗に昇る。それぞれの店長が口をそろえて語る“人間力”を重視した組織マネジメントが強力な勢いと一体感を生み出す。

株式会社 全力
代表取締役社長 髙橋 博司 氏

-30回以上の転職。将来への不安。包丁を握った経験、全く無かった。

 30歳で初めてラーメン業界に入ってきました。18歳の時から12年の中で30回以上転職しました。そして29歳の時に将来が不安になって・・・例えば、年金はもらえるのか、仕事も続かない俺は大丈夫か?と悩みました。それで、ご飯やさんをやろうと思ったのが30歳の目前でした。その時に初めて包丁を持ちました。笑 それまで飲食店の仕事は一切やったことありませんでした。

 そういう事を知り合いの人に喋っていたらうどん屋さんと知り合って、「ご飯屋さんはロスがあるから麺がいいよ」と勧められて、うどんかラーメンかで迷いました。そしてやっぱりラーメンが好きだったので、ラーメン屋さんに行きました。

 そこから時間的には6年半ぐらい修行しました。修行に行った所は家から通えるところで、美味しいと思ったところと決めて、過去に3軒変わったのですが、全てとんこつでした。