新福菜館kiki京橋店

　2008年くらいにKiKi 京橋で吉本新喜劇の花月が入るというタイミングで出店することになりました。というのも、もともと「新福菜館守口店」が京阪グループの守口の百貨店で、催事でラーメンをＰＲしていたこともあったので出店のオファーを頂いたんです。

　本店は横浜のラーメン博物館にも出店したこともあり、「新福菜館」は結構有名なラーメン店なんです。「新福菜館」は拠点のほとんどが京都にあるラーメン店です。京都以外であるのは守口とうちだけですね。

　本店は京都駅前にあり、常に満席の大繁盛ラーメン店です。僕自身はもともと「新福菜館天神川店」のラーメン店で働いていたのですが、この「新福菜館kiki京橋店」のOPENをきっかけにこのラーメン店の店長になりました。だから、ラーメン歴は10年ぐらいですかね。

　オーナーがもともとの知り合いだったので、ラーメン屋をＯＰＥＮする時に声を掛けてもらってラーメンに携わり始めました。とはいえもともと飲食業界にずっといたので料理に関しては自信もありました。でも、毎日同じように同じラーメンを出していても、お客さんはそれぞれ個人の味の好みもあるので、自分がいくら美味しいと思っていても、その価値観をどのように伝えていくのかは大変ですね。

　例えば、1人のお客さんに辛いといわれて薄くしたほうがいいのだろうか・・・などと思ったり・・・常に葛藤がありますね。だから、常に変わらない味を作り続けるように頑張っています。

　新福菜館があるそれぞれのエリアでトレンドや流行があるので、味に関しては基本的に統一しながらも、各店舗の店長が微妙な調整はしています。とはいえフランチャイズなので、味を守る、ということに重きを置いて頑張っています。やはり、よく他の店舗の味と比べられるということですね。

　お客さんは全て一緒だと思っているので、微妙な違いには敏感です。そこをしっかり考えていかないといけない部分はありますね。

　京橋ｋｉｋｉの5階では大衆演劇をやっているので、歩いている人は年輩の方が多いのですが、この辺りはビジネス街なので、うちのラーメン店はサラリーマンのお客さんが昼食に来店してくれることが多いですね。休みの日はファミリーのお客さんも来ますね。

　1日大体150～200人ぐらいは来ますよ。家賃は、坪3万円くらいなので50万円以上なのでもっと集客をアップさせていかないといけないと思っています。お昼の2時～3時くらいには、来店客が100人を超えているので、やっぱりランチで利用してくれるお客さんで1日の2/3くらいを占めると思います。しかも、ほとんどがリピーターで週1回のペースで来てくれるお客さんも多くいます。

　「新福菜館kiki京橋店」の1番商品はやっぱり醤油ラーメンですね。真っ黒い醤油ラーメンなのですが

見た目よりあっさりしていて食べやすいのがうちのウリですね。めちゃめちゃ