麺 life 拓
新しい味を作り出し続ける社長のスキルと、それを守る店長のスキルで作る、二等立地の繁盛つけ麺店!
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僕、鳥取出身なんですけど、26歳の時にまず東京に出て行ったんですよ。
地元じゃ腐る!と思って。笑
鳥取出る時には、すでに焼肉屋さんか、ラーメン屋さんをやろう、って思っていました。都会への憧れももちろんありましたね。ずっと自分は建築業界にいて、内装屋さんをやっていたんですけど、景気に大きく左右されるのもあって、もっと景気に左右されない単価の高すぎない美味しいお店を持ちたいな、と思っていました。
それで東京来てからラーメン屋さんで色々働きながら、たくさんラーメン通みたいな人たちと仲良くなって、どんどんラーメンにはまっていきました。ラオタみたいな感じに俺もなって。笑 東京のラーメンブームがすげぇ激しかったのもあって、食い歩いてました。
朝・昼・晩・それから、休みの日も
1日4~5杯食べてましたね。
28歳で東京から、大阪に来ました。当時の心境でいうと、ぶっちゃけ理由は地震です。地震と、自分が働いていたお店も傾いて社長も変わっちゃって、色々今までやってきたシステムとか全部変わって、まぁ俺一区切りやったかな、って思ったんですよね。
マジで俺本当に原発が迫ってくると思っていました。みんな避難してたし、自分も一緒に出て行きましたね。地元も大阪の方が近いし、色々な状況が相まって、決めました。
とはいえ、大阪に来てからもずっとラーメンなので、トータルラーメン業界が大体4年ぐらいになっていますね。
「麺life拓」に来たきっかけなんですけど、働くラーメン屋を探していて、どうせなら美味しい店で働きたいと思って40店舗くらいゴリゴリ食べ歩いてたんですよ。
東京は8割方美味しいのに、大阪のラーメン全然美味しないなぁ~って思ってました。笑
それで、拓(麺や拓)に食べに来た時に
すんげぇうんめぇ!って思って
土下座して(笑) 入らせてくださいってお願いしました。
(いや、来た時から超偉そうだったぞ・・・笑 社長談)
おかげさまで、大阪来てすぐここで働き始められました。今思えば大阪のラーメンまずいまずい言ってたけど、東阪では味の趣向の違いもあるだろうな、って思います。
うちのラーメンは単純に社長のスキルとしか言いようがないと思いますね。
うちの社長は味作りがほんと上手っす。僕は「麺life拓」が出た瞬間に入ったので、会社自体がちょうど人が居るな~って時期だったので、ちょうどよかったです。生まれて初めて店長任されてバリ気合入れて出店したんですけど、麺の湯でる機械壊れて、夜営業停止でしたね・・・苦笑
自分の仕事のやり方のこだわりでいうと、濃度計を導入してもらって、味のブレを最大限抑えています。人間の舌だと、やっぱりブレちゃうので、体調もあるし。それがブレないようにという所はしっかりやらせてもらっています。店長なんでちゃんと味守らなきゃなんないっすからね。
けど、成長していかなきゃなんないので、ちょこちょこ変えるんですけど、めちゃくちゃ変えちゃうと“あれ?”ってなっちゃいますから、ちょっとずつ改良しています。スープも変えたり、新しい材料試してみたりしています。
常に進化をしていく
それが俺のスキルっすね。笑
麺は「麺や拓」で作っている麺を使っています。送ってもらっていますよ。これモチモチして美味しいっすよね。
あと、限定麺を結構作っています。カレーつけ麺は半レギュラーでやってますね、かなり人気なんですよ。限定麺は年4回季節に合わせてやっています。また次の新しい限定麺を考えていますね。限定ラーメンを出していると、これをめがけて来てくれる方も多いですよ。飽きさせないようにしっかりやらせてもらっています。レシピはもう1人の社員の子と一緒に考えながらやっています。
スープはかなりこだわってますよ。最初に鶏の血抜きをちゃんとして、それで全部いきなり20キロ分の鶏ガラ入れるんですよ。
大体80羽分ぐらいはありますね。こっちのスープは6時間ぐらい炊きます。強火でゴリゴリ炊いていきますね。水の水位がどんどん落ちてきたら、2~3分に一回ぐらい混ぜないと焦げちゃいますね。最後の30分ぐらいは赤ん坊並っすよ。めちゃめちゃ手のかかる子っす。<
最後鶏ガラを濾すという作業があって、それが結構大変なんですけど、500㏄~1リットルぐらい余分にスープが取れるんです。しっかり絞ることによって、ロスが出なくなるから全然違いますよ。1回分のスープ分になってきますよね。もったいないっすもんねほんと。
食べ物大事に!それも俺のスキルっす。
(取材の為に拓郎社長がわざわざ現場を手伝ってくれたので取材が出来ました。濾しの作業してくれている社長★)
「麺や拓」は豚で、こっちは鶏なんですけど、鶏は豚に比べて若干扱いにくいけど面白いですよ。とんこつやったら、結構ブレ出てもあんまりわからないっすけど、鶏は繊細なんで結構露骨に変わっちゃったりしますよね。
やっぱりあっさりして甘みがあるというのが1つありますよ。
結構人通りの無い二等立地なんですけど”わざわざ来てもらうラーメン店を作ろう”というコンセプトでへんぴな所に作ったらしいです。けど、夜でもめがけてやってきますからスゴイなぁ、って営業してて普通に思いますよね。
昼間はサラリーマンばっかりで、夜は普通に老若男女来ますね。若い人もおっちゃんも、更におじいちゃんや家族も来るし。住宅も多いので、会社帰りの人とか、難破から近いので、駅から歩いてきてくれたり、バラバラですけどいろんな人増えましたよ。
ホットペッパーの取材来て最近ちょっと女の人増えましたけど、それでも3割ぐらいですよね。最初は9割ぐらい男性ばっかりでした。
チラシも配って、1回食べたらまた来てくれるので
新規さん集めるのにチラシは良いですよ。お客さんは1日大体100弱ぐらいですね。常連さんが多いです。常連さんが2~3割ぐらいです。ちょろちょろと来てくれる人が6割ですね。
もう2年近く経つのに、まだ“初めて知った”っていうお客さんも多いです。なので、こういうチラシ使って地道に新規さん集めしています。100枚配ると、5~10人くらいは来てくれてるんじゃないですかね。基本的に手渡しでやってますから、ふらっと来てくれたりしますよ。
どんどん認知度を上げていきたいですよね。FMラジオの取材も来たんですよ。笑
なんかじょじょ~に注目してもらっている感じがします。
「麺life拓」って店名は、響きが良くて結構安易にそうなりましたよ。毎日食べてほしい、というそういう想いがあって。魚粉も全部手作りだし、そのために無添加のラーメン作りをしているので、手間かかるけどやっぱり
体壊しちゃ意味無いからね。そこは頑張ってますよ~!
(油の吸収を押さえる黒ウーロン茶サービスもやっています。)
今後の目標としてはもう毎日100人ぐらいは余裕でお客さんが来るラーメン店にしたいです。常時100人ぐらい来るお店になってくれたら取り敢えずの最初のステップとしては、良いかな。
100人超えたら、高木店長の野望としては・・・もちろん独立の想いもありますが、やっぱりこのお店大好きなんで、うちがもっと大きくなって、僕も頑張りたいな、って思いますね。
【高木店長 談】