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麺や食堂
バック１つで福島県から再び上京して選んだ仕事はラーメン屋だった！
自分の働きたい繁盛ラーメン店で店長に！目指すは会社を大きくする立役者！
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自分はもともと専門学校を出て関東で建築業をやっていました。でも、実家が福島の工務店を経営しており、親のレールに引かれた人生も嫌で、どうしようかと思いながらもパチンコ屋でアルバイトしたりフリーターをしていたんです。
でも、東日本大震災が起こった時に、実家が福島市ということもあったし、工務店を経営していたこともあり被災地の復興のために実家に帰ったんです。僕が２７歳くらいの時ですね。
そして、福島に１年ちょっと帰って工務店を手伝っていたんですが、ぶっちゃけて言うと自分の中では建築業界には見切りをつけていました。だから、今後どういうことをしようかなって思ってWebデザイナーとかの勉強もしていたんですが、パソコンをいじるのも自分にはあまり向かず頭が痛くなってきたり・・・笑
やっぱり体を動かす仕事にむいてると感じていたこともあって、最終的に何で飯を食っていこうかと考えて、自分の一番好きな食べ物であるラーメンを選んだんです。
ラーメン業界に飛び込もうと思い、まずは自分の働きたいと思うラーメン屋を探し始めました。できることならお客さんがいっぱい並んでいる繁盛ラーメン店が良かったし、自分の中では清湯ラーメンというか喜多方風のラーメン屋で働きたかったんです。
だから、タウンワークやラーメンデータバンクの求人を見まくっていろいろ探してみたところ、ここの「麺や食堂」の募集を見つけたんですよ。
その求人の内容には「接客も一から覚えられます！」ということが書いてあったし、「麺や食堂」のことをインターネットで確認したら味やお店の評価も良かったので、すぐにこの「麺や食堂」に電話したんです。
そしたら望月社長から「福島なら遠いよね。今後どういうラーメン屋をやりたいか、ラーメンへの想いや目標を書いて郵送してくれます？」って言われたんです。だから、自分のラーメンに対する想いを作文にして送ったら３日後くらいに望月社長から電話をもらったんです。
「作文読ませてもらいました。繁盛ラーメン店を作りたいっていう想いがいいね！いつから働けますか？」って！だから、僕は速攻で「いつでも働けます！」って言いましたね。
そしたら望月社長が「ちょうど社宅が空くから、１週間後くらいならどう？バック１つで来てくれればいいよ」って言ってくださったのでバック１つでまた関東に上京しました。
最初は、「麺や食堂」ではなく２０１０年の末にオープンした系列店の「うづまき」で働いていていました。自分の中ではラーメン業界は相当キツイと思っていたんですけど、自分のイメージがすご過ぎだったこともあり、そんなにしんどいとは思いませんでした。笑
でも、「うづまき」がだんだんお客様に認知されて流行ってきたことで、アイドルタイムができたり、自分のイメージ通りのラーメン屋の仕事になってきましたね。
その後、１年半くらい「うづまき」で働いていたんですが、スタッフが育ってきて人数も増えたので、２０１４年１月に「麺や食堂」に異動してきてその年の３月から店長になりました。
店長という役職が付いたことでやっぱり売上に対しての意識がかなり変わりました。一社員の頃は、店の雰囲気作りをしたり、接客に関してなどは考えていましたが、売上への意識は弱かったと思いますよね。それが店長になって良かったことです。
「麺や食堂」のウリは、動物系と魚介系のダブルスープを特徴として煮干しがガツンと効いているラーメンなんです。これをいかに毎日ブレを出さずにお客様に提供するかが日々大変です。
動物系はげんこつ、鶏ガラ、もみじを使って朝５時から昼の３時くらいまで炊き込みますね。
魚介系は昆布、煮干し、鯖、鰹をブレンドしています。煮干しは数種類使っています。４時間ぐらい炊き込みます。それぞれ別々の寸胴で炊き込んで最後にブレンドして出しています。
ラーメンのかえしダレに関しては、ヒゲタの本膳を使用しているってことだけは言えますが・・・あとは極秘でお願いします。笑
麺は自家製麺で、低加水の麺に仕上げており麺線が綺麗に出るように、長めにカットしています。食べた時に、パッツリとかみ切れる食感が出るように意識して、茹で上げていますよ。
うちは脂もこだわっていて、ラードや背脂などを仕入れて独自の香味油を作っています。香味油と清油と極秘のかえしダレをスープで割るんです。すると煮干しの効いた美味しいラーメンに仕上がるんです。
やっぱり「麺や食堂」は長年の歴史もあるしファンが多いこともあって、平日は２００人くらいのお客様に来て頂いており、土日祝日はアイドルタイムが無くて通し営業なので４００人くらいのお客様に来ていただいてます。
お客様の層としては、３０代～５０代のお客様が多く、土日祝日にはファミリーの方が来てくださっていますので、社長の考えている客層にマッチしいるのがすごいですよ。昼はサラリーマンの方、夜はサラリーマンの方だけじゃなくカップルや女性の方も来られますね。男女比率は７対３くらいですかね。
リピーターさんの比率は高くて７割～８割です。ランチに毎日来てくださっている方もいれば、週３回くらいで来てくださっている方もいますよ。
やっぱり、うちはファミリーの方が多いんですが、その理由として子供むけのキッズセットもあるし、子供に対しておもちゃやお菓子のプレゼンをしているのがあると思います。
また、麺をまだ食べられない子供には、みじん切りにした麺を茹でてそういう子供用のメニューを無料で提供させてもらっています。細かな気遣いがやっぱり大事ですからね。
それに綿菓子機があるので、帰りにその綿あめをプレゼントするのも喜ばれているし、ガチャガチャのコインをプレゼントしたり、楽しんでもらえるいろいろな工夫をすることで、月に１回必ず来てくださるお客様もいてご好評をいただいていると思います。
店長になった僕としては、やっぱり望月社長から教えてもらったことを実行して、お客様に誠心誠意接して満足してもらえるように努力しているつもりです。
例えば、お客様とコミュニケーションをどれだけ取れるかも大きなポイントだと思いますので接客をしっかりして、お見送りを徹底することも心がけています。また、こういうスタイルをアルバイトさんやパートさんにも共有してもらっています。
今後の僕の目標は、お客様にもっともっと来てもらいたいと思っていますし、２店舗目の「うづまき」の売上も上げていきこの「株式会社SANTA CALA」を大きくしていきたいと思っています。
【喜古店長 談】
