島田製麺食堂
ラーメン作りは、目の前のお客様をリアルに感じることができる。
ゲーム作りより、面白いかもしれないと思った。
|
僕はもともと、飲食店で働く気はなかったんですよ。最初は、ゲームを作りたかったんです。大阪の専門学校に行って、ゲームのプログラミングを勉強してたんですよ。けど、徐々に違うなという気持ちになったんです。
そんなとき、うちの近くのここの系列の”もみじ”という店で、アルバイトの募集をしていたのを見たんです。店に行ったら、とても活気があって元気が良くて、魅力を感じたので応募しました。
そこで、社長に「社員にならないのか?」って誘ってもらったんです。ゲームを作りたいことと迷っていたのですが、お客さんにラーメンを作って「美味しい」って言ってもらえることと似てるのかなと感じたので決断しました。
むしろ、ゲームはお客さんと向き合えないけど、”ラーメンはお客さんと向き合って、間近でリアクションを見ることができる。もしかしたら、ゲーム作りより面白いかもしれない”と思いました。
25才からアルバイトで1年半、そして2011年から社員になり、2013年でラーメン暦は3年になります。
社員でやっていくと決められたのは、社長とその当時の店長の人柄です。”ここでなら、やっていけるかな”と思えたことが大きかったです。”一緒に働きたいな”って思える人じゃないと厳しいですよね?
そのとき僕は、将来何をしたいかまだ決め切れていなくて、フワフワしていた時期だったので良いきっかけだったと思います。
ラーメンに関する拘りは、まずはスープですね。
必死のパッチがセントラルキッチンの役割をしてスープを作っているので、この店はまずお客様にお出しするラーメンをしっかり作ることですね。
そして社長は、「拘りがないことが拘り」だと言います。
「いろいろなことにトライしてみよう」という好奇心を持って、いろんなラーメンを作ってヒット商品を出しているところが凄いなと思っています。
社長は、1つのことに停滞しないで「次のこと、次のこと」と本当にアグレッシブなんです。
僕はのんびりタイプなので、そんな社長を尊敬していますね。
この店では製麺がメインで、ここで麺を作ったものを麺屋もみじ、必死のパッチ製麺所の各店舗に配送しています。
先日社長が、今後の方向性は各店舗でスープやチャーシュー等を作ってもらうと話していました。これを聞いて僕は、今、凄くワクワクしています。もっと、遣りたいと思っていたんです!やる事は増えるけど、任せてもらえることだと捉えています。自分で遣る範囲が広がっていくことは、素直にとても嬉しいですよ。
僕は2013年11月にここに来ました。麺を作り始めて2~3ヶ月ぐらい経ちます。そのとき、島田社長に「店長やってみろよ」って言ってもらえたことが嬉しかったです。
島田製麺食堂では、島田社長の親父さんと分担して製麺をしています。僕は主に、つけ麺の麺を担当しています。麺作りは凄く楽しいです。麺帯を作るときに上手に作らないと、端っこがガタガタになったりしちゃうんですよ。麺が切れると、食べ応えに影響してしまうので、良い麺帯が出来たときは嬉しいですよ。
機械は、大和製作所さんのものを使っています。メンテナンス対応がとても良くて安心ですよ。
お店作りは、社長が全部プロデュースしていますね。お客様の接し方は、お子さんへの気遣いをしっかりするようにしています。ベビーカーで来られる方もいるので、熱いラーメンの扱いには気をつけますね。
あとは、どんな時でも”笑顔、笑顔”。アルバイトに何か言いたいことがあっても、お客様の前では”ほんわか、しっかり”良い雰囲気作りをイメージしています。
来店数は、1日100組弱です。リピーターが80%ぐらいですね。男性のお客様が多いですよ。女性もたまに来ることはありますね。女性は3割ぐらいです。
今後の目標は、「島田製麺食堂って、知ってる?」って、もっと多くの人に言ってもらえるようになりたいです。店舗展開はこういう小規模展開で、”しっかり知名度をあげていきたいな”と思っています。
あと、僕自身の目標としては、岡山のご当地ラーメンを作ってみたいなと思っています。
「2年で独立制度」というのもできたことで、社長になれるチャンスも作って頂きました。
まだ独立店はありませんが独立候補は5名ぐらいいます。
社長と呼ばれたい、モテたい、いい車乗りたい、きっかけは何でも良いと思うんですけど、たった2年で人生は変えれる、社長も「3年で3店舗やってきた良い例、悪い例、ノウハウをすべて教える!独立したら絶対稼がせる!だからしんどい事もいっぱいあるけど頑張れ!」と言ってくれていています。社長は今でも本を読んだり心理学や時流も勉強されているので、社長が独立の支援にまわってくれる仕組みは本当に心強いです!
【京野店長 談】