2000年10月オープン・本格博多とんこつ専門店。博多出身。
大阪にて本場を凌ぐとんこつを追い求めて試行錯誤をくりかえし、追い足し製法でくせあり超濃厚スープ「老スープ」と取り切り製法でくせなしあっさりスープ「若スープ」の2種類のスープを開発し、3店舗の違ったコンセプトの店を持つ。

有限会社 大鶴商店
店主 大鶴 貴士 氏
経営店舗:博多とんこつ 天神旗、天神旗系属W豚骨 野望天、大鶴製麺処 謹製 親富孝

-博多ラーメンを求めて大阪をさまよった、博多出身の学生19歳

 僕のラーメンは知っている方もいらっしゃったら嬉しいのですが、博多ラーメンなんですね。とんこつです。それで、僕はもともと博多の出身なんですよ。博多では、ラーメンやうどんというのは、ソウルフードというか、民族食的な欠かせない存在です。なので、僕の生活の中できっと博多ラーメンっていうのは大阪の方にとってのお好み焼きみたいな欠かせない物なんですよね。

 それで、18、19歳くらいの時に、進学で関西に出てきて、当然僕は博多ラーメンを食べたいわけですよ。それで博多ラーメンっていうのぼりが出てるお店に入って、「おいちゃんバリカタちょうだい」って言ったんです。僕にとってはそれは当たり前の感覚だったからね。すると、「本当にいいんですか?固くゆでる事ですよね?」ってリアクションで、いざ出てきたら縮れ太麺・・・みたいな。笑 えー!って感じなわけですよ。

 簡単にいうと、僕のような博多人が思う博多ラーメンって当時大阪に無かったんですよ。今からもう25年前の話ですよ。