R(アール)
前店の煮干しラーメンに魅せられて自分が引き継いだ!一ファンとして多くのお客様に愛されるラーメン屋作りを目指す!
店名
R(アール)
住所
東京都世田谷区駒沢4-19-11
席数
11席 (カウンター7席、テーブル4人席×1)

R(アール)
前店の煮干しラーメンに魅せられて自分が引き継いだ!一ファンとして多くのお客様に愛されるラーメン屋作りを目指す!
店名
R(アール)
住所
東京都世田谷区駒沢4-19-11
席数
11席 (カウンター7席、テーブル4人席×1)

 僕は日本の飲食店をアメリカで出店したいとずっと思っていて、日本食はやっぱり世界から見ても一つのコンテンツだと思うし、そういう想いから飲食業界に入ってきて今の会社で働いています。

 会社ではハンバーグ・ステーキ屋、韓国料理屋、食べ放題、焼肉屋、大阪にラーメン屋も経営しています。

 このお店は元々うちとは違う会社が経営していたんですけど、このラーメン屋を閉店するという話になった時に、僕が「この店を引き継ぎたい!」って始めたんです。笑

 僕らの会社である「株式会社Rホールディングス」は長野県松本でも飲食店を経営していて、その絡みもあって元々この店を経営していた会社さんとはビジネス的にも関係があったんです。それに、僕はこの店の大ファンだったこともあったので、閉店するのはもったいないって思って、会社として引き継ぐことになったんです。

 引き継ぐ時には、実際に2ケ月くらいここの店でラーメン作り方の研修をして、しっかり教えてもらってました。元々この店を経営していた会社さんは、豚骨ラーメンとか煮干しラーメンとかいろいろやってるんですけど、煮干しラーメンが僕の中では心の底から美味いって思っていたんです。

 だから、「煮干しラーメンをやらして欲しい!」っていう風に伝えたんです。そしたら、創業者であるそこの社長さんも了承してくださってやらせてもらうようになりました。だから、独立してこの店を新たに僕らが開業したっていう気持ちですね。

 こんな僕でも美味しい煮干しラーメンを作れる程の創業者の方の腕というか技術はすごいって思いますよね。だから、創業者の作った煮干しラーメンを僕が一ファンとしてやってるという感じです。

 引き継いでからは、煮干しラーメンしかやってなかったんですけど、塩ラーメンはお客様から「置いてないの?」っていう声から生まれたんです。

 この店はトリッキーではなくお客様の声を広いながら、お客様が欲しいって言われて喜んでもらえるラーメンを出していける店作りを目指しているんです。

 スープに関しては、やっぱり煮干しが効いたスープというのが特徴で、僕の嫁の家系が千葉で水産加工会社をしていて、そこから煮干しを仕入れています。

 煮干しラーメン用のスープは、一回取るのに片口イワシの煮干し5種類を6kg入れてチョット椎茸と昆布を入れて10キロのスープを毎日作っています。

 ニボガッツは2kg入れて10kgのスープを使っています。このスープは煮干しをガンガンに沸騰させて粉々に潰してスープをとっています。

 「R」では2大看板のラーメンがあって一つは「煮干しラーメン」でこのラーメンは水から出した

 だから毎日毎日、夜の内に水に浸して朝店に来てから火を付けるんです。火加減も消えるか消えないかくらいの火で半日くらい煮出しています。この火加減がポイントで絶対に沸騰させたらダメなんですよ!沸騰させてしまうと濁ってしまうので慎重に炊いています。

 できたスープはすぐに冷却してすぐに常温に戻していきます。

 かえしダレは、長野県松本の二段仕込みのトルツメという伝統の醤油を使っています。そして、その醤油の中に業者さんに煮干しを砕いてもらって、それを入れて沸騰しないようにジックりコトコトと煮出して作っています。

 来店数は、1日100人くらいのお客様に来てもらっています。やっぱり7席のカウンターがメインなので店のオペレーションを1人で回すのは大変ですね。この「R」は開店と閉店の直前に一番お客様が多くて、地域密着でこの周りの方が多く来ていただいています。

 だから、シャッターを開けて「もう12時になったよ(笑)」っていう方もいるほどお馴染みのラーメン屋になっているのが嬉しいですよね。

 学生さんも多くて、忙しい時間を外して来てくれますね。男女比率は男性7割、女性3割くらいになっています。リピーター方も多くて毎日食べに来てくれるお客様もいてビックリしますよ。僕でも毎日は食えないよ!って思いますから。笑

 今は、僕は社内でラーメン事業部を立ち上げようと思っていて、他の社員にもラーメンの作り方を教え込んでいます。でも、まだ僕が一人でやっている感じですね。

 店作りで心がけているポイントは忙しくても笑顔で接客をすることですね。忙しい時にはお客様がテーブルを拭いてくれたり食器を片付けてくれたり、ほんとお客様に助けてもらっているお店ですよ!だから、お客様とのコミュニケーションを一番大切にしています。

 今後の僕の野望は、この煮干しラーメンをアメリカに持っていくことです。やっぱりアメリカ人の方は日本のラーメンに対してパッケージも含めてオシャレを求めているし、煮干しラーメンはアメリカにはまだないし、2018年までにはこれを実現したいと思っています。

 

【結城営業部長 談】