看板はラーメン店の集客に欠かせない

インプレッセ看板製作バナー画像

誰しもお気に入りのラーメン店がいくつかあると思います。歩いて行ける場所、車が必要な場所、もしくは電車で行かなければならない県外にあるかもしれません。「また来たい」と思ったラーメン店に出会うと、時間はかかっても必ず繰り返し通うと思います。

 

好きなラーメン店を思い出し、店構えにおいて共通する部分を考えてみると、気付くと思いますが、どの店も看板の文字が太い筆文字で、パソコンで使用するフォントではなく、人の手によって書かれたオリジナルな文字であることが多いのです。

 

店構えにおいて、店名の書かれた看板というのはものすごく大事な部分です。最近のデザイン業界は、シンプルに簡略化されたものを格好いいと見なす傾向にあるのかもしれませんが、ラーメン店の看板だけは別なのです。デザイン化された文字を店名にかかげたラーメン屋を見たことがありますが、ほどなくして潰れていました。多くの人が、看板を見てもあまり印象に残らずその店に入ってみようという気にならず、結局食べることが無かったのだと思います。

 

ラーメンは1人で食べることが多い料理です。学校帰り、仕事の合間などに気軽に立ち寄って食べる。そして食べ終わったらすぐに出て行く。長居をすることはない料理です。

 

だからこそ、入ってみたいと思ってもらえる親しみやすさが重用なのです。そこに、格好いいスタイリッシュなデザインはそぐわないのです。それに比べてやはり、手書きの筆文字というのは、親しみやすさを全面に押し出すには、もってこいの効果があるといえます。自分の親戚の家に、気兼ねなく食事をしに行くような「安心感」を持たせることができるのです。

 

ラーメン店を経営する者にとって、作るラーメンには並々ならぬこだわりがあると思います。そのこだわりの強さを表現することにも、筆文字は有効なツールであると言えます。

手紙であっても、ごく普通のペンで書かれた文字よりも、筆で書かれた文字の方がはるかに強い意志が感じられると思います。何か特別なことが書いてあるのかもしれない、とお客さまにも感じてもらえることができるのです。

 

店の看板というのは、人でいうと顔にあたる場所です。まず、その看板を見て、店に入って来てもらわないと、ラーメンを食べてもらうことはできません。親しみやすいがくどすぎてもいけません。そして、こだわりが感じられるが、そのこだわりが強すぎて浮いてしまうのもよくありません。バランスのとれた温かな筆文字が、人を店に呼び込むための効果を発揮するのです。ラーメン店の文字だけで、その店の店主が想像できてしまうような効果もあるでしょう。

 

そして長く続き、看板を含めたその店が、街の景色の一部として自然と人々に記憶されていけば、そのラーメン店は確実に繁盛店としての地位を築くこともできるのです。