ラーメン店の経営を始めた当初は右肩上がりに利益が上がってくるものですが、次第に平行線になり、利益の打ち止めになる時期が訪れます。
こうした際に、ラーメン店の経営では利益の上昇範囲がこの程度だと諦めるのか、いや、まだまだ利益を伸ばすことができる！とアイデアを出すのかで、繁盛ラーメン店になるかなれないかの差が生まれます。当然ながら繁盛ラーメン店の経営者は、まだまだ利益を伸ばすことができるとアイデアを出します。
例えば、お客さんの利便性を高めることで、今以上の利益アップにつながる可能性があるので、今の店舗と比べて考えてください。ポイントは3つです。
①選択肢を減らす
②限定ラーメンのメニューを定期的に出す
③人気度を紹介する
今のラーメン店の経営をより上向きにするには、お客さんのことを考えることが非常に大切です。お店に来てくれたお客さんに利益率の高い商品を選んでもらい、そしてなおかつお客さんが満足してくれる商品を提供します。このお互いにWIN-WINの関係になることが理想です。
そのためには、①の選択肢を減らすことも重要なポイントです。
なぜなら、ラーメン店にメニューアイテム数を多く置きすぎると、お客様は何を選ぶべきかの判断に迷ってしまうものです。例えば、20アイテムもあるラーメン店と3品目だけのラーメン店では、どちらのほうが商品を選びやすいかを考えると、当然、メニューアイテム数の少ないラーメン店です。
たくさんの選択肢があればあるほど「お客さんにとっては選択肢が増えて良いのでは」、とラーメン店経営者は思ってしまいがちですが、実際は、選択肢が少ないほうがお客様にとってメリットがあるのです。そして売上も上がりやすいということは様々なラーメン店様が言われているので、この点はしっかり押さえておくべきポイントです。
②の限定ラーメンのメニューを定期的に出すことも重要なポイントです。
これは単純に、人は限定品に弱いからです。今季限定の商品や、今しか食べることができないラーメンなどの限定商品はお客さんに選ばれやすいのです。また、こうした限定メニューを定期的に出すことによって、一度お店に来てくれたお客さんが、新商品を食べにリピートしてくれる可能性もあるのです。定期的に限定メニューを出す、そしてリピーターを増やすことができることが理想です。
③の人気度を紹介するとは、
一番売れているラーメンをメニューで紹介したり、大きくＰＯＰなどでＰＲすることです。人は集団心理が最も落ち着きます。どれが美味しいそうか悩むよりも、多くの人が美味しいと言っているなら間違いないと考えるので、商品選びが早くなり、その結果として売る商品によっては利益率アップに貢献することになります。
