繁盛ラーメン店は携帯会員登録に注力している

ラーメン店を繁盛させるためには集客が重要ですが、やはりオフィス街のラーメン店であれば平日は集客ができますが、土日はなかなか集客ができません。逆に、郊外型の立地であれば土日や祝日などには集客ができますが、平日の集客がなかなか難しいということになる傾向が高いのです。やはり、ラーメン店などのような立地の制約がかかる業態であれば毎日コンスタントにお客さまが来店してくれなければ売上を作ることができません。

 

そこで、やはり客数が少ない時にも客数や売上の平準化をしていくことが重要なのです。そこで、どのような集客ツールを利用するべきであるかというと、紙媒体よりもネット環境を使うことが重要なのです。しかし、ネット環境を活用すると言ってもパソコンだとお客さまが家や会社にいるときにしか、こちらが配信したメルマガを見ることができません。そこで、どのようなツールが良いかというと「携帯サイト」です。

 

例えば、わたしのラーメン店でも携帯を使ったモバイルの販促を展開していますが、携帯電話からのサイトPVが上がってきたことにおどろきそこに着目しました。そこで、これからはモバイルからのアプローチが必要になると考え、携帯の販促サービスに力を入れるようになりました。そして、どのように携帯からアプローチをするかというと、まず紙媒体のカードやチラシやPOPなどから携帯の会員登録をしてもらうという流れを作ることが重要です。

 

携帯の会員登録を促すタイミングでもっとも良いのは、お客さまが店頭でラーメンを食べるために並んでいるときや注文を待っているときに、カードやチラシを渡し「今、会員登録キャンペーンをやっておりまして、もし登録をして頂ければポイントが貯まり、10ポイント貯まるとラーメン1杯無料なんです」という形で登録を促します。私も、携帯の会員登録を促すためにキャンペーンを実施していますが、一成約率が一番高いパターンはどういうキャンペーンかというと、並んでいるときにカードを渡して「本日、会員登録して頂ければ、ラーメン半額です」や「本日、会員登録して頂ければ、餃子無料です」というように、その瞬間にメリットを出せるかどうかということです。

 

もし、10ポイント貯まったら1杯ラーメン無料と言われても、貯めるのが面倒くさいとい人は会員登録もしてくれません。しかし、当日並んでいる時に会員登録をすればメリットがあるのであればほとんど人が会員登録をしてくれます。私の経験上、100人のお客さまがいたら、大体10人中7~8人は会員登録をしてくれますので成約率は70%~80%という高い数字になるのです。

 

しかし、「ポイントが貯まります」とお伝えすると多くのお客さまは、けっこう喜んでやってもらえますし、日本人はやはりポイントを貯めるのが好きですので、ポイント制は是非継続してやっていくべきだと思います。携帯の会員登録をしてくれるお客さまは1ヶ月の来店数の10%~20%くらいですので、この成約率をどのようにアップさせていくかを、スタッフ同時意見を出し合って作戦を作っていくことが重要なのです。