不景気なこのご時世、外で食事をするにも、なんらかのお得だと思える付加価値が必要な時代です。ラーメン店なんだから、味と接客で勝負!それで満足できない客は来なくていい!
などと言っていると、よほどの人気店でもない限り、生き残れないと思います。そこでラーメン店の集客の役に立つのが、携帯サイトです。
とはいえ、人間の心理として、宣伝のメールはなんとなく開きたくない・・・と思うもの。
お客様に積極的に興味を持っていただくには「ここのお店のサイトを見ると必ずいいことがある」と思っていただくのが必要不可欠です。では、どうやってお客様にサイトの存在を知っていただくのか。
最近は、メニューの隅に「携帯会員様募集中!」と載せたりするお店が増えてきました。
案内に従って操作をしていくと、登録した当日の食事から、もう割り引きやデザートなどをサービスしてくれることが多く、喜ばれています。
登録の際には、バーコードリーダーを用意すれば、そこに携帯をかざすだけでつなげることができるので、面倒だからやめておこうというのをかなり防げると思います。
でも、ここで「あぁ、得した」で終わってしまっては、意味がありません。
この次も、またその次もお店に来ていただくには「あのお店に行ったらいいことがある」と思っていただかなくてはなりません。
そこで、重要になってくるのは「サイトの見やすさ」「クーポンの充実度」です。
他にも、暇なときにちょっと遊べるゲームなどがあれば、サイトを開いてもらうきっかけになり、遊んだついでに「あ、このクーポンいいな。よし、今日はまたあの店に食べに行くか」となりやすいと思います。
要は、いかに興味を持ってもらうかです。
人気のあるタレントさんの写真やコーナーをトップページに持ってくるのもいいし、毎日変わるきれいな風景や、かわいい動物の写真もいいと思います。
お店の商品だけではなく、そこで働くスタッフのブログを載せるのも効果的だと思います。
お客として来店する側は、自分が食べる料理をどんな人が調理しているのか、料理を運んできてくれるスタッフがどんな人間なのか、お店をまとめている店長はどんな人で、どういう考え方でお店を経営しているのかを知ることで、よりお店を身近に感じることができ、安心してご来店いただけるようになると思います。
お店側も、自分たちについての情報を発信していくことで、いい加減な仕事はできないと気を引き締め、お客様にご満足いただけるように、クレームがつかないようにとよりいっそう、仕事に集中して頑張れると思います。
そして、やはり、どこの家庭でも財布の紐が解かれるかそうでないかは、一家の主婦にかかっています。
主婦の心をいかにつかむかが重要です。
ランチの安い価格設定の中に、女性に好まれそうなデザートやドリンクを組み込んだりしてまずご来店いただき、お店のファンになってもらう。
すると主婦は、友達や家族に「あのお店、なかなかよかったわよ」と話すのが好きですから、情報はよくもわるくもあっという間に広がります。
そのうち、ママ友たちが「私も行ってみようかしら?」ご主人が「会社の昼休みに一度行ってみようかな」となっていくと思います。