ラーメン店の口コミを生み出す方法

ラーメン店のサービスについては2段階あります。

まず1段階目は「いらっしゃいませ」、「有難うございました」等の挨拶、座席への案内、オーダーを受ける事、料理持っていく事などの一連の流れについてのサービスです。

 

単純作業ではありますが、サービスの基本的な部分です。

 

そして2段階目は、プラスアルファのサービスです。具体的には小さな赤ちゃんと一緒に来店したお客様はベビーカーを押している場合があります。その場合のドアの開閉や段差が有ればベビーカー持ち上げたりするお手伝いなどの気配りです。

 

また食券制であれば、食券販売機の近くにに荷物置き場を設ける事で買いやすい環境を提供する気配りも重要になります。

それ以外にも、個々のお店ではお客様が日常的に不便に感じている事を解決すれば、お店に対して更に良い印象を持ってもらえることは間違いありません。自店に良い印象を持ってくれるお客様が周りの知り合いに良いイメージを伝えることで、それが口コミとなり新しいお客様を連れてきてくれるようになります。このような積み重ねが出来る事が最もリピーターを生み出す要因となるのです。

 

また、ラーメン店では新規顧客の誘導のためにチラシをまいたり、インターネットに広告を出したり、雑誌のインタビューに取り上げられたりしながら新規顧客を開拓しようとします。しかし、今来ていただいているお客様が充分満足していなければ新規顧客をどれだけ増やしても意味がありません。

 

味、値段、サービスなどどこかに不満があるのですが、これらの問題を解決することが新規顧客を集める前にしなければならないことなのです。つまり、広告宣伝などをしなくても今来ていただいているお客さまに感動してもらえるラーメンを作り、接客などの気配りを徹底し、お客さまが口コミをしてくれるラーメン店作りを目指すのです。特に、既に食べた事のあるお客様の口コミほど大切なものはありません。

 

口コミを発生させるためには、おいしいラーメンを作る以外にありません。お客様がおいしいと感じる味を追求する事が一番近道です。おいしいラーメンが一番の宣伝効果かあり、そのおいしいラーメンを拡散してくれるのが既存のお客様です。以前は口伝えしかなく、拡散の度合いは小さかったかもしれませんが、今ではSNSなどが有り、良い事も悪い事も広い範囲で拡散する事があります。

 

お客様の舌は最も優れた宣伝媒体であると肝に銘じて、おいしいラーメンを作る事です。

そして、その味をコンスタントに提供し続けられることがとても重要なのです。