お客様を感動させたい!喜ばせたい!という想いから芸人を目指すが、なかなか目が出ず断念し、自ら大手弁当チェーンのFC店経営を始める。 
 しかし、自分の目指す方向と違うと考え売却し、新たに開業したラーメン屋が大失敗。そこからほぼ独学でつけ麺を学び、3年で4店舗を展開。
 年商10億を目指すために、お客様に支持される味作り、店作りに日々励んでいる。

株式会社 孝兄社
代表取締役 高松 英之 氏
経営店舗:麺匠たか松、つけ麺マン本店、つけ麺マン茨木店、つけ麺マン烏丸今出川店

-飲食店経営のルーツは幼少期の外食の思い出だった

 僕がラーメン屋というか飲食店を経営するに至ったルーツは、子供の時に母親に連れて行ってもらったファミレスなどの外食です。当時、ファミレスでパンケーキを食べられるというのはとても特別なことで、あの感覚が今にして思えば飲食店を経営するに至ったきっかけだと思います。

 ただ、実際高校生になり、ファミレス、うどん屋、プールサイドで焼きそば焼いたり、いろんな飲食店でアルバイトをしていましたが、その時には別に飲食業界でどうこうしたいとは思っていませんでした。僕は、お客様を喜ばしたり驚かしたりすることが好きで、大阪で20代前半くらいの時にお笑い芸人をやっていたんです。でも、なかなか目が出ずに「今後どうしようか」と思い、就職の面接にも行ったんですが自分にはあまりピンときませんでした。

 そんな時に、親から「飲食が好きなんだから、そういうビジネスやってみたら?」と言ってもらったのがきっかけで、独立の道を26歳くらいの時に歩み始めました。それが僕の飲食店の経営人生の始まりです。