-最初の飲食店デビューは“吉野家”、睡眠時間は3時間

 あと、もし飲食店が爆発的に儲からなかったとしてもその料理店の食べ物を食べてれば生きていける・・!という発想もありました。笑 けれども、お金が無いのと、飲食未経験だったので、塾の仕事をしながら、深夜吉野家さんのアルバイトに入っていました。いつも吉野家に夜中にお腹が減って行ってみると、めっちゃ流行ってるんですよ。

 純粋に、“なんでだろう?”という素直な気持ちで“中に入ってなんで流行っているのかを勉強しよう”と吉野家に入りました。1年ぐらい平均睡眠時間3時間くらいでやっていました。お金は結局たまらなかったですけど。笑

-カレーハウスCoCo壱番屋との出会い、不安を払拭したかった。

 京都の円町という場所の吉野家で働いていたのですが、 CoCo壱番屋というカレー屋さんが近くにOPENしたんですよ。ふ~んと珍しいなぁ、とただ見ていたんですけど、どんどん自分の身の回りにCoCo壱番屋ができていったんですね。それでCoCo壱番屋の小冊子を店長が見せてくれて、それを休憩中に見ていたら、壱番屋の独立支援制度(ブルームシステム)というフランチャイズの募集があって、自己資金ゼロで出来る!と書いてあったんです。真面目に働けば自分もお店がもてるのかな・・・?

 という事ですぐに面接に行きました。僕、カレーが好きだったので、とりあえず3年間やってダメだったら違う道を考えようとCoCo壱番屋に飛び込みました。その時僕が27歳ですね。30歳までに自分の方向性を見つけたかったんですよ。ずっと、フラフラしていましたから。

-本来3年かかる独立資格を1年半で掴み取る

 そこは最低3年でお店が持てるというシステムだったんですよ。まず店長になって、独立という流れですね。そしたら僕が入社して1年ほど経った頃に突然オーナーが病気になってしまって半年入院という事になり、いきなり「明日から頼むわ」と、店を任されちゃったんです。

 それで任されてからどうにか売上も落とさずに、前年対比115%~120%ぐらいは伸ばし続けることができて、その頑張りを本部の人に認めてもらえました。それで、本来3年かかるところを、入店して1年半ぐらいで独立できる資格を頂けました。結果入社して2年程で独立できました。30歳過ぎたら独立したいと思っていたのでちょうどよかったです。

 なので、僕実は最初はカレーからのデビューだったんですよ。笑 当時自己資金は本当にゼロでした。本部から3000万円ぐらい借金してOPENしました。

 物件の選定から何から何まで本部が選定する形ですが、運営は独立店として完全オーナーという形ですね。その時はじめて経営者になりました。厳しかったですけど、 CoCo壱番屋さんにはとても感謝しています。 CoCo壱番屋に入って6年ほど経った33歳の時、お店を持つことが出来ました、今でも覚えています。平成6年2月10日です。

上本町麺乃家の社員・アルバイト求人情報はこちら>>>

上本町麺乃家の社員・アルバイト求人情報