解雇をするラーメン店の意味

「解雇すること」。これはラーメン店を経営しているといずれはやってくる状況です。むしろ解雇をしたほうが良い従業員もいます。では、解雇したほうが良い従業員とはどのような人なのでしょうか、その点について詳しく見ていきましょう。

 

1つだけいえることは、「解雇を恐れないこと」。むしろ解雇をしたほうが良い従業員は現実としているのです。以下のポイントを確認して、今皆さんのラーメン店で働いている従業員を解雇すべきかどうか検討しましょう。

 

ラーメン店を成功させると、次第にお店は成長期になります。成長期の時期は非常に多くの人材が入ってくるものです。お店で働く従業員はもちろん、マーケティングを担当する社員など、複数の人材でお店は成り立っていきます。こうした成長期になると、次第に能力のなさが露呈してしまうのが、ラーメン店を開店させた当時からいる初期の従業員・メンバーなのです。

 

ラーメン店を開始させたばかりのころは、こうしたメンバーでも良い面があります。むしろ丁度良いスキルを兼ね備えている人材といえます。しかし、成長期になるとお店の成長スピードが著しく早くなってきますので、より能力のある人材が重宝されるようになります。この能力を初期のメンバーは満たしていないことが多いのです。

 

ですので、お店にとって必要とない状態になった場合、感情的にならずにすみやかに解雇という二文字を考えてみる必要があります。厳しい言い方かもしれませんが、お店をより成長させるということは、それだけお客様のニーズに答えることを意味しますので、解雇をすることによって、よりお客様のためになりますので、非常に重要なことなのです。

 

次に経営者として解雇を検討したいタイプは、自発的に行動をしないタイプです。常に安定思考であるばかりか、こうした自発的に行動をしないタイプは人並み以下の仕事しかすることができません。時には小さなミスをすることもあるでしょう。自発的に行動をしないタイプをラーメン店で雇っていることのデメリットは、さらに全体の士気を下げてしまう結果になる場合があるということです。

 

もし、みなさんのお店がこうしたタイプの人材がいることによって、お店で頑張ることは格好悪いと思ったり、自分達の利益にならない、と思ったりしたらお店はどのようになるでしょうか。自発的に行動をせず、また自分の損得ばかり考えて行動をする人材や従業員が増えてしまうのです。

 

このように解雇をするということは、お店の発展上欠かすことができないものなのです。

悪玉を溜め込んでいつか病気になるのではなく、早く悪玉を取除き良い環境へと整えること、それこそがラーメン店を発展させる解雇の本来の意味なのです。