リピート率の高いラーメン店はお客さまのニーズを満たしている

ラーメン店と言えば、今まではどこかのラーメン店で何年も修行して独立するという職人気質の強いお店というイメージがまだ強いですが、今流行っているラーメン店の傾向を見るとそういうこだわりだけではなかなかラーメンの経営も厳しいものがあるようです。

 

こだわりの強いラーメンを提供するというのは必須ですし、他では食べられないラーメンが差別化につながり繁盛ラーメン店となるということは間違いありません。しかし、そのこだわりの中でも少しお客さまのニーズに対応できる遊び心というか、遊びを持たせることが重要な要素だと思います。

 

例えば、ラーメンの料金は普通の並盛りの料金で「中盛り」、「大盛り」を選択することができるというラーメン店がありますが、やはりそういうラーメン店は繁盛しているケースが多いのです。大盛りでも並盛りと同じ料金となるとやはり大盛りの料金を取られるラーメン店よりも、お客さまが評価し選んでくれる大きなポイントだと思います。

 

また、「麺硬め」、「バリ硬」、「ねぎ大目」、「背油大目」などの、選択ができるとお客さまの心理としては「自分の好きなラーメンを好きな形で食べられる!」という嬉しさだけでなく「オリジナルラーメン」という特別感を与えることができるのです。

 

「あのラーメン店の味は美味しいのだけれど、麺が柔らかいし」や「あのラーメン店は好きだけど、脂っこいし」などという理由でお客さまのリピート率を下げてしまったり、来店頻度を下げてしまうラーメン店は予想以上に多く存在するのです。自分の店舗は実際に「そうなっていないか?」ということを今一度考えてみてはいかがでしょう。