－高見を目指してレストランを辞職
でも、そこで１年半ほど毎日働いてるうちに店の仕事が全部できるようになってくると「もっと学校で見た三國シェフみたいな仕事がしてぇ～！」って思い始めるわけですよ。だから、シェフに「すいません！辞めます！」って。シェフからしてみると裏切り行為だよね。
そしたら、シェフが「お前なんかクビだ！荷物まとめて出て行け！」ってキレちゃって・・・
でも、辞めるって決めてたから荷物まとめて辞めた。その後に、仲の良かった先輩から電話がかかってきて、「シェフの気持ちわかるか？本当はシェフはお前に辞めて欲しくなかったんだぞ。でも、ああでもしないとお前が辞めれないと思ったから、あんな言い方したんだぞ！」って言われて・・・もう涙が出たよ。
－ホテルの仕事で経験を始める
そんな感じで送り出してもらった後に、調理師学校の友達がホテルでフレンチをやってたから、直ぐに電話してなんとか入れてもらえるように頼んだの。ホテルって普通は基本的に新卒採用とかしないから、紹介で入るしかないから。
それで、友達が「シェフにお願いしてみるよ」って言ってくれて。でも、シェフって存在は何十人もコックさんが居る中の一番のトップで神様みたいな存在なわけ。数日後、そのシェフが合ってやるって言ってるということで、友達から連絡をもらって、一張羅のスーツを着て行ってね。シェフルームに入ると、そのシェフが新聞読んでて５分くらい待たされて、読み終わった瞬間「お前生意気そうな顔してんなぁ～」って言われたから、「はい生まれつきです」って答えて。笑
履歴書も見ないで、「気に入った！明日から来い！お前みたいなやんちゃな目つきの奴は好きなんだ。あいつの紹介の奴だったらまぁ～試してやるよ！」ってなって、見習いという感じで受かってね。
－ホテルの仕事じゃ飽きたらず町場のフレンチへ
その後、２ヶ月くらい働いて本採用されたんですけど３年半くらい働いていると、ホテルの仕事って宴会が主でセクションが決まってるんだけど、逆に町場のレストランは人数も少ないから１人で全部をこなさいないといけないから、すごい勉強になると思って、もう町場のフレンチで勉強しようって決めてたので、またさんざん世話になったシェフに「辞めさせてください！」って。
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