-方向性を見出しリセット!鯛節に商機を見出す

 そして、取りあえずめちゃくちゃにした店を片付けて、家に帰らずにそのままバイクで川崎の北部市場に行っていろいろ食材を見てると、連子鯛の節を見つけて10kg買って、店まで戻って4日間くらい店を休んで試作を始めたんです。そしたら、「これで行こう!」っていう方向性が見えてきて、もうどうせやるなら一回「どっかん」っていう名前も全部変えてやろうって思って、年末までそのままで正月明けにリニューアルオープンにすればいいやんって変えました。

-年明けリニューアルオープン。「我武者羅」誕生!

 そして、2006年の1月に鯛だしとんこつ「我武者羅」っていう店がオープンしたんです。その時に、調理師学校で一緒だった友達にだけ「リニューアルするから」って話したら、花を出してやるって言われて・・・でも、恥ずかしいし誰にも気づかれないようにやるつもりだからって伝えると、「花が一個でも出たら、新しいお客さんも来るだろ!」って花を出してくれたんですよ。もう涙がでましたよね。

 そしたら、前の店舗よりはちょっとお客さんが増えてきて。今でこそ、いろんなラーメン屋さんがあって、どれだけ人が人にそのラーメンを伝えたくなるかが重要で、どれだけ差別化を図れる要素が作れるかは普通になってるけど、そんなことは当時は考えていなくて。ただ単に見たことない食材に興味を持っただけで、狙ってやったって訳でもないんだけど、それが功を奏して一番初めに8月にフジテレビのスーパーニュースが来てすごいことになったんです。

-テレビ効果炸裂。50人以上の行列が

 テレビの効果はすごいって他のラーメン屋の人からも言われるもんだから、前の横浜の時の子にその日だけ一応手伝ってもらって。

 店の近くにテレビを置いてるバーがあったから、うちの店がテレビに出る時間だけちょっと抜けて見に行って、すぐに店に戻ったら電話が鳴り始めて。さらに、切ったらすぐに次の電話が鳴るという状態になって、そうこうしていると次は「いらっしゃいませ」の連続になって、外が騒がしくなってきたから手伝いの子に「外見て来い」って外を見に行ってもらったら3分くらい帰ってこなくて・・・「何してんだよこんな忙しいのに!」って。

そしたら、「外に50人くらい並んでる!」って。笑

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